障害者向け風俗 -熊本県-

2012年5月28日

なかなか重いテーマです。

異性と触れ合い求め

熊本市のアパートに一人で暮らす40代のタカハシマサルさんには月2回、特別な日がある。なじみの風俗嬢を自宅に呼ぶ日だ。その日はヘルパーに手伝ってもらって風呂に入る。重度の脳性まひで手足がほとんど動かないからだ。

いつもは入浴後、ヘルパーに睡眠薬を飲ませてもらって眠る。体の緊張を解くためだ。しかし、予約した日だけは「大事なことの前に寝てしまってはいけない」と薬を飲まずに待つ。

話が合う女性と過ごすのは楽しい。女性は最後に睡眠薬を飲ませてくれて「また呼んでくださいね」と笑顔で帰っていく。背中を見送りながら、ふとむなしくなる。ほんとうは、すてきな女性とホテル最上階のレストランで食事したり、白川沿いの遊歩道を歩いてみたい。でも、出会う機会もないし、「障害者には手が届かない」。

施設で20年近く生活した後、一人暮らしを始めた。「食事や入浴は必要だから介護を受けられる。性は生死に直接関係ない。でも障害者にだって意思も欲もある」。人間としてありのままに生きたいと思った。

熊本市には障害者専用の風俗店がある。客が申し込むと、まず男性従業員が自宅に来て、障害の程度や体のどの部分を押さえてはいけないかを聞き、「カルテ」の人体図に書き込む。予約した日は車いすで乗れるリフト車で迎えに来てくれる。ヘルパーも同伴して出かける。

こういった記事を読むと、思わず考え込んでしまいます。

障害者向け風俗店で長く経営を続けていくのは、なかなか難しいようです。
以前見かけたことのあった店舗が閉鎖してしまっているケースを、個人的に何度も見てきました。

ある程度の障害度合いにも対応出来る店舗となると、やはり単価と客数、そして提供者側の求人ハードルが高いのではないかと思います。
さらには、「風俗事業」であると同時に「介護事業」であると考えられなくては、永続は難しいのでしょう。
収入だけを考えるなら、残念ながら「何の変哲もない風俗店」の方が、食っていける可能性は高いです。

以前ビジネスの場で類似案件を提案し、商売として困難であることを理由に頓挫してしまったことがあり、個人的に心残りになっているテーマでもあります。

望んで障害者になる人はいませんから、そういった方々に対して、少しでも役に立つことができるよう日頃から心がけておきたいものです。