従業員の死体遺棄容疑で風俗店役員ら5人逮捕 -新潟-
遺体には殴られたような跡があり、暴行の疑いもあるとみて調べを進めているようです。
死体遺棄容疑で男5人逮捕・三条
死亡した従業員を遺棄したとして三条署は5日、死体遺棄の疑いで三条市、風俗店経営で会社社長の容疑者男(42)ら5人を逮捕した。
ほかに逮捕したのは、いずれも同所、同社従業員の31歳男、31歳男、37歳男と、上越市の同社従業員で35歳男の4容疑者。5容疑者は5日午前、同署に自首した。
逮捕容疑は3日、三条市の同社事務所で従業員の男性が死亡したにもかかわらず、死体を事務所の倉庫に遺棄した疑い。
同署によると、男性は死亡当時29歳とみられ、遺体は顔面が腫れていた。「死んだので倉庫に移した」「(男性を)殴ったことがある」と供述している容疑者もいる。同署は男性の身元や死亡原因などを調べている。
現場は一部2階建ての事務所兼住宅で、男性は、会社社長の42歳容疑者やほかの4容疑者と共に住み込みで働いていた。事務所と居住スペースと倉庫は1階にあり、アコーディオンカーテンで仕切られていた。
現在、死亡原因を調べている最中とのことで、適当な決めつけは出来ませんが、状況からしてトラブルが無かったとはなかなか考えづらいですね。
風俗店の事務所というのは、とかく少人数による運営体制を取るしかないケースが多く、入れ替わりの激しい女性従業員(コンパニオン)を除くと、いわゆる「社内交流」というものが数人の間だけで完結し、外界と関わる機会がほとんどなくなってしまうこともザラです。
そうした小さなコミュニティにおいて、仮にいじめや暴行などの犯罪行為が行われたとしても、いち従業員としては、自らの生活に不安があるなどすれば尚の事、逆らったり異を唱えたりといった行動を取ることが難しく、集団心理に流されてしまう状況というのは、正直なところ幾度か耳にし、目にしてきました。
こうした犯罪行為は、主犯的な加害者は得てして淘汰されにくいものです。
また、業界特性とは言いたくありませんが、精神的成熟の足りない者、どこか他業界で務まらず「流れ着いた末」の者などが、若干高めの割合で存在しているのも事実と感じます。
従業員間でのトラブルが事件に発展するケースは、当サイトでも年間数例は取り上げています。
ただ、当サイトで取り上げるような事件になってからでは遅いわけで、心当たりの有る方は、被害者加害者いずれも、目先の生活云々ではなく、なりふり構わず行動することも考えておく必要があると思います。
3日に亡くなり、5日朝に5人が自首したそうですが、空白の丸一日で何が行われたんでしょう。
亡くなった男性のご冥福をお祈りします。
11月7日追記
遺体で見つかった男性の死因は、肋骨が折れたことによる気胸に加え、強い拘束による呼吸不全の可能性があり、複数の肋骨骨折、顔面や太ももの皮下出血があったそうです。
暴行後に懊悩、逡巡を見せて自首という、この一連の流れが計画的に行われていたら相当怖いですが、おそらくは加減が分からないまま暴行が行われた、プロによる暴行ではなかった、ということでしょう。
容疑者は、出頭時「人が死んでしまった」と話したそうです。
自分たちの行為が自分たちで信じられなかったり、認めたくない気持ちから出た言葉に思えます。
人は本当に簡単に死にますからね。
そこに現実感を持てなくなったらオシマイです。
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