案内所規制から1年 「キャッチ増加」 -京都-

府の風俗案内所規制条例が施行されてから1年が経ち、街にどのような変化があったかを追ったレポです。

路上「キャッチ」増加 風俗案内所規制条例施行1年

京の歓楽街、祇園と木屋町地域で風俗店の無料案内所の営業を禁止する京都府風俗案内所規制条例が施行され、1日で丸1年を迎えた。計24あった案内所は全て閉店したが、当初に懸念された通り「キャッチ」と呼ばれる店員らが路上に出て集客する姿が目立つようになった。先週末、京都市中京区の木屋町通を歩いた。

10月28日午後10時ごろ。黒服姿の男性やガールズバーの女性店員が立ち並ぶ。「キャバクラ、今なら2千円引き」。店を探す酔客に見えたせいか次々に声が掛かる。

程なく、イヤホンをはめた学生風の服装の男性(23)が笑顔で近づいてきた。「僕は歩く無料案内所なんです」。風俗店数店と契約し、紹介客1人当たり500円を店から受け取るという。「3時間で12人ほど誘える報酬のよいアルバイト。警察に捕まっても店は守ってくれないので、キャッチとばれないよう服にも気を使っています」と話した。

三条-四条間(約550メートル)で目撃したキャッチらしき人物は男女約50人。うち30人に声を掛けられた。擦れ違いざまに料金やサービスの説明をする程度で、しつこく付きまとう者はいなかったが、断ったり説明に付き合うのは煩わしかった。

路上で集客していたキャバクラの男性店員(33)は「以前は案内所経由の客が半分いたため経営への影響は大きい。私服警官に声を掛けないように注意している」という。

木屋町に18あった案内所は飲食店などに変わった。酔客の宇治市の男性(46)が「案内所は明朗会計だったが、今はぼったくりが怖くて知らない店に入れない」と語るように不満も聞かれた。だが、まちの景観を守る立場から好意的に受け止める人は多い。京情緒を代表する繁華街で、けばけばしい色のネオンは確かに減っていた。

当時あった24店の風俗案内所は、4店のみ業態変更の上存続を希望していましたが、結果として全店が閉店しました。

案内所が全て閉店させられるという大きな変化で、報道で取り上げられる機会も多かったため、個人的にも印象が強いのですが、何より「あれからもう1年が経ってしまったのか」と…。
歳をとるハズです。

そんなことはともかく、当時は一般店舗からも苦情が出ているとのことで、強制的に閉店させられる案内所側に焦点をあてて考えることが多かったのですが、案内所が淘汰された結果、現在はキャッチが路上を徘徊することになっているようです。

文中にあるとおり、京都の風情に不似合いなネオンは減ったようですが、その代わりに鬱陶しく声をかけてくるキャッチが道にあふれているというのは、人によっては「どちらが良かったのか」という話かもしれません。

私は、個人で遊んでいる時は、キャッチの鼻っ面を片っ端からグーでいってやりたくなるタイプなので、結果として「ネオンを禁止にして案内所を存続させる」のが、景観と当事者と案内所利用客の観点からは一番良かったのではないかと思ってしまうのですが、それはそれで案内所の人間が通行人を捕まえに道に出たりと別の問題が発生することも考えられますし、なかなか難しい話ですね。