ピンクチラシが街から姿消す 需要も低下 -福岡-

2011年7月16日

ピンクチラシ・ピンクビラと呼ばれたものの存在も、今は昔といった感がありますが、福岡の街から姿を消したというエントリです。
今なぜ改めてそんな話なのか、不思議なところではあります。

性風俗店を宣伝する、いわゆるピンクチラシが福岡の街から消えつつある。名刺サイズからポスターほどの大きさまで肌もあらわな女性がほほ笑むチラシは、かつて電話ボックスや公衆便所、街路樹にまで貼られ、景観を台無しにしていた。激減したのは行政、警察、市民による撲滅活動が功を奏したことに加え、携帯電話やインターネットの普及でチラシの需要がなくなりつつあることも背景にあるようだ。

福岡市役所によると、ピンクチラシが特に多かったのは2002-04年ごろ。中洲や天神の繁華街や博多駅筑紫口のホテル周辺では街路樹の枝にまでびっしりと貼られ、行政と市民ボランティアが撤去しても、夕方にはまた出現する“いたちごっこ”だった。

対策として市は03年3月、悪質な違反者には懲役などの罰則を盛り込んだ「ピンクちらし等の根絶に関する条例」を施行した。04年3月にはより厳しく改正、チラシを所持しただけで100万円以下の罰金が科せられるようにした。

ピンクチラシ・ピンクビラに関する罰則が強化されたのは、もう随分遠い昔のことのように感じますが、よくある「オレたちのおかげでこんなに成果があがったよ」という話なのでしょうが、こうなると逆に「他の部分で成果の報告が出来ない状況にあるのか?」とすら思えてしまうのは、イヤなニュースに慣らされ過ぎてまず悪く考える悪いクセでしょうか。

県警幹部の分析でもあるようですが、ピンクチラシ減少については、取締り強化が大きいのは当然ですが、

  1. 公衆電話・電話ボックスの設置数や利用者数が減った
  2. 広告媒体のネット市場への遷移
  3. 無料案内所の乱立

特に「1」「2」が時代背景として非常に大きかったのは言うまでもありません。

2番についてさらに言えば、かつての風営法の改正により、新規開業が「デリバリーヘルス」というネット上にしか店舗が存在しない業態に限られたこと、その上、新規出店の容易さなどを追い風に今や風俗市場の半分を形成する一大ムーブメントとなったこと、結果として店舗広告のインターネットとの親和性が飛躍的に増したということが、ピンクチラシ衰退に大きく影響していることでしょう。

個人的には、幼いころにああいったピンクチラシを回収し、デキの良いもの・より性的興奮をかきたてるものを同級生に二束三文で販売して駄菓子を食っていたこともあり(時効)、社会への悪影響よりもむしろノスタルジックな気分になることはさておき、今後も撤去作業は続けられるそうですから、もしチラシ配布を企てているような店舗関係者は考えを改めるのが得策のようです。