「手続き面倒」と営業許可証を勝手に交付 -宮城-

風俗営業許可証を偽造し、勝手に交付した県警巡査部長が懲戒処分となりました。
結果依願退職したとのことですが、業務をサボった代償としては、かなり大きなものになってしまいました。

「業務多忙手続き面倒」 巡査部長が公文書偽造容疑 宮城

風俗営業許可証を勝手に作成し、交付したとして宮城県警は30日、有印公文書偽造・同行使の疑いで、仙台北署生活安全課の男性巡査部長(40)を書類送検し、減給6カ月の懲戒処分とした。巡査部長は同日付で依願退職した。

送検容疑は昨年11月中旬ごろ、正規の手続きを経ずに宮城県公安委員会名義で遊技場の営業許可証を作り、申請者の男性に交付した疑い。

県警によると、巡査部長は北署が昨年8月に受理した遊技場の新規の営業許可申請を約2カ月間放置した後、上司に無断で許可証を作成。県公安委員会の印章は、他の書類作成を口実に管理者の警務課長から借りて自分で押印していた。

調べに対し、巡査部長は「業務が多忙で、手続きが面倒だった」と話しているという。

県警は監督責任があったとして、清水政則署長を本部長厳重口頭注意、当時の生活安全課長を本部長訓戒、係長を所属長訓戒とした。岡崎良則首席監察官は「言語道断の行為で誠に遺憾。業務管理と職員の指導を徹底し、再発防止に努めたい」と話した。

許可証の交付先は遊技場ということですが、場合によっては性風俗に関しても、こうして新規の営業許可がぞんざいに交付されている例というのもあるのかな、と思われてしまってもしょうがないですね。

ただ、退職した巡査部長が仙台北署であったことを考えると、いつもの警察の不祥事のように「なんで名前を公表しないんだ」「一般人なら実名報道なのに」といったことよりも、気の毒だという気持ちが先にたってしまいます。

もちろん詳しい実情はわからないのですが、震災以降の警察業務がどれほど大変であるかは、おそらく私などが想像する以上でしょうし、現場寄りの警察官であればなおさらだと思います。

我が身に置き換えてみれば、こなしてもこなしても終わらない恐ろしいほどの「タスクの山」に埋もれて、その中に処理を後回しにしたまま思いのほか長く放置してしまった案件が…なんてことは結構想像できる話です。

巡査部長が、本来優先的に手をつけるべき案件をスッ飛ばして、多忙にかまけて公文書偽造に手を染めたことは擁護できるものではありませんが、なんだか同情の余地もあるような気がして複雑な気持ちになります。

我々民間企業においても、仕事の優先順位をつけ間違えるとクライアントからNoを突き付けられることになります。
お店をやっている方はもっとシビアで、お客様にこれをやってしまうと、一瞬で「使いたくない店」にリストアップされてしまいます。

どんなに多忙であっても、一度落ち着いて「優先すべき業務が何なのか」を見定めるように気をつけたいですね。

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