取り締まり確認の内部情報漏洩 -大阪-

暴力団関係者に内部情報を漏洩し、見返りに現金を受け取っていたとされる疑惑の巡査部長についての続報です。
当欄で扱うのは初めてですが、概ね疑惑内容については認めているようです。

風俗店が多く入居 暴力団関係者、警官から取り締まり確認の内部情報

大阪府警西淀川署の男性巡査部長(39)が現金を受け取る見返りに暴力団関係者(41)に内部情報を漏洩(ろうえい)したとされる疑惑で、巡査部長が前任地の吹田署に勤務していた時期に暴力団関係者への暴対法に基づく中止命令をめぐり、初めて面識を持ったことが24日、捜査関係者への取材でわかった。その後、飲食接待などを経て、癒着に至ったとみられる。

暴力団関係者は、指定暴力団山口組系直系組織に所属していたが、平成18年ごろ破門。この前後、巡査部長は吹田署刑事課で暴力犯係主任を務めており、同署が暴力団関係者に出した中止命令をきっかけに2人は知り合ったとみられる。

暴力団関係者は破門前から不動産関係の会社を経営。同社が管理する賃貸ビルには風俗店などが多く入居していたことから、店の周辺に違法行為を取り締まる警察車両がいないかどうか確認するなどの目的で警察の内部情報を得ようとしていた疑いがあるという。

この会社への家宅捜索では、警察車両の情報や捜査員の名簿などが見つかっている。

現在は地方公務員法(守秘義務)違反容疑で事情を聴かれている段階ですが、贈収賄容疑も視野に捜査が進められているところのようです。

この巡査部長は数年間にわたり毎月数十万円の現金を受け取っていたという、まあ言い訳のしようもない実績があるようですが、やはり自らが身を置く職場やその立場にこそ取り巻く人間の狙いがあるにも関わらず、それを自らのバリューだとついつい勘違いしてしまう人は多いです。

これは公権力に関係なく、会社勤めであれば多かれ少なかれみな同じですから、「こいつは公務員だし対岸の火事だ」とは言っていられないかもしれません。会社を辞めた時、今と変わらぬ態度で接してくれそうな取引先や同僚がどのくらい思い浮かぶでしょうか。
まあそれは本題からそれていますし、先の通り多かれ少なかれみな同じなので、会社の重要機密を漏洩して不法行為で訴えられるなんてことがなければ、会社勤めであればそれはそれで正解なのかもしれません。

警察官と暴力団の関係というのは、普通に考えれば「取り締まる側×取り締まられる側」で水と油、すこぶる相性が悪いことになりますが、ひとつ悪いことをしようと思い立った時、これほど愛称の良いカップルは他にそうは無いのでは、と思ってしまいます。

「逮捕されずに違法、不法行為が出来る」というインパクトは、「ライバル社の経理の娘と付き合ってる」という向きの話とはそもそも質が違うわけで、この手の悪だくみが無くなることは、きっと未来永劫ありません。

ただ、組織としては対立軸にあるのは当然ですが、金銭の授受や情報漏えいは無いにしても、警察官と暴力団で結構個人的なつながりとか仲が良い人たちって実は結構いますよね。
暴力団側の最大手の方針がより厳しさを増すばかりで、以前と比べてやりづらさがあるのかは知ったことではありませんが、お互い一定の器量者であれば、それでうまく回っている部分というのは少ないとはいえ存在すると思うので、ルール内でうまく付き合ってもらって悪さに歯止めがかかって、結果として一般人の受ける被害が減るなら歓迎なんですけどね。

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