条例改正後初のチラシ配布中止命令 -熊本-

今月20日に改正県迷惑防止条例が施行された熊本で、施行後初の中止命令が出されました。
何でもビラを見せてキャバクラへの入店をアピールしたとのことですが。

チラシ配布4人に中止命令…条例改正後初 取り締まりも強化

熊本市の繁華街で、通行人にチラシを配り、キャバクラへの入店を誘ったとして、熊本北署などは22日、飲食店の女性従業員4人(19~23歳)に、改正県迷惑行為等防止条例に基づく中止命令を出した、と発表した。20日の改正条例施行後、中止命令が出されたのは初めて。

発表によると、4人は21日午後9時55分頃、熊本市下通1の路上で、チラシを示して客となるよう誘ったという。改正条例では、キャバクラなどの客となるようにチラシを配って誘う行為を禁止している。

県警は22日、繁華街の治安対策を推進する「繁華街総合対策推進本部」を発足し、県内最大の繁華街を管轄する熊本北署に現地本部を設置した。

来年3月の九州新幹線全線開業や熊本市の政令指定都市移行を控え、悪質な客引きやスカウト行為を禁止する改正県迷惑行為等防止条例や、暴力団へのみかじめ料の提供などを禁じた県暴力団排除条例の施行などを受け、取り締まりを強化する狙い。

同署で開かれた発足式では、徳永幸三署長が「暴力団や悪質な客引きなど、県民の生活は脅かされており、対策を持続的に推進しなければならない」と述べた。

今まで風営法に基づき摘発をされてきた執拗な客引きについて、今後は迷惑防止条例で客引き行為やスカウト行為そのものを禁止できるようになり、罰金や拘留の罰則を科すことが可能になりました。
また、客引き行為の禁止条項に関しては、ビラ配布などで客を店に誘導する行為も禁止されるなど、条項の新設や禁止条項の追加がされています。

今まで現行犯でないと摘発できなかった客待ちやスカウトが、即アウトになったわけですね。

きっかけは結局、自制が効かない一部やり過ぎた客引きの存在や、それに呼応する形での客引き競争激化、それに対し住民の大半が不快感を覚え、自治体やPTAなどから様々な形で陳情がなされ…ということです。
業界自体が自ら撒いた種、と言えなくもないです。

ただ、「徹底的に排除することが住民の利益だ」と妄信的に規制を行った結果、かつての賑わいを完全に失い、半ばゴーストタウン化した元・繁華街というのは各地にあります(当然、規制だけが原因ではありませんが、一因、遠因ではある)。

困ったことに、こういった地域開発のさじ加減は難しく、必ず利害関係は対立し、包括的に進めることが必須の部分で各所がしょうもないしがらみに囚われ足並みは揃わず、何より失敗しても誰も責任を取らないというところが一番恐ろしかったりします。
まあ客引きの有無程度が、街の賑わいを左右するなんてことはありませんが。

この条例も、九州新幹線鹿児島ルート全線開業を来年春に控えての、環境美化施策の一環のようですので、上手く機能していって欲しいものです。

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